好き?キライ?…どっち?

日向さん…苦しめちゃった?


ごめんなさい…


「じゃ、明日、素敵な報告、待ってるからね」


結衣が私の肩をポンポンと叩き、背中を押した


「ほら、行っておいで」


「うん!行ってくる!」


私は日向さんがいると信じて、あのホテルまで走った


玄関ロビーの自動ドアが開き、そのままエレベーターへ乗ってスイートルームへ向かう


もうすぐ日向さんに会える


私の心臓は張り裂けそうな位、激しく脈打っていた──…