キュッ…


自然と日向さんの腕に引き寄せられた


「俺は姫が好きで好きでたまらない。出来ることならこのまま一緒にいたい」


「う、うん…」


「俺と付き合って…って言いてぇけど…イタリアからじゃ姫を守ってやれねぇし、彼氏の意味ねぇから…ずっと言わなかった」


「…そう…」


日向さんの気持ちが言葉になって頭上から降ってくる


「俺…やっぱりムリ…姫が他の男と一緒にいるのなんて…耐えられねぇ…俺の彼女に…」


「日向さん…ありがと!明日、忙しいんでしょ。ホント、そろそろ帰んなきゃ…」


私は日向さんの言葉を遮り、腕を振りほどき、告白めいた日向さんと、しんみりとした空気から逃げた


「おやすみなさい」


ニッコリと向けた笑顔も最後


さよなら…日向さん