好き?キライ?…どっち?

「ど、どうって…」


「好き?キライ?…どっち?」


いつもの口癖…


日向さんの唇が私の唇に触れそうなところまできている


「───…す…」


私が好きと言おうと、口を尖らせた瞬間、日向さんの唇が触れた


柔らかい唇


キスってこんな感じなんだ


角度を変えて、何度も重なる唇


私は一生懸命、日向さんのキスを受けた


「姫…」


ベッドに押し倒され、日向さんの唇が私の首筋を這うようにそっと触れる


「やあっ…」