後ろから見ていると、背中に抱きつきたくなる衝動にかられる


そんなことは出来ないけど…


話しかけると邪魔しちゃうし、私はゆっくり、ソファーに横になった


このままだと寝ちゃうかも…


「姫〜帰らなくて、お母さん、心配しない?」


イラストを描きながら日向さんが聞いてくる


「うん、大丈夫」


「そ…でも、メールくらいはしとかないと…ってもう11時か…遅いかな?」


「あっと…実は私、独り暮らしなの…」


日向さんが驚いたのか不意に振り向いた


「え?独り暮らしだったの?」