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私は、一生懸命、イラストを描く日向さんの向かいで、邪魔をしないようにその姿を見つめていた


「姫〜ソファーに横になってていいよ?」


「うん…」


私の座っているソファーは1人掛け


日向さんは絨毯に座っているが、横になれるソファーはその後ろにある


横になるってことは日向さんの後ろってことで…もしかして私に見られるのがイヤなのかな?


描いてるの、誰にも見せないって言ってたし…


気が散るのかもしれないね


そう思い、私は日向さんの後ろのソファーに座った