好き?キライ?…どっち?

「フフッ…そろそろディナーが運ばれてくるから、向こうに行こうか」


私は日向さんに手を引かれてベッドから起き上がった

ガラステーブルの上にはさっきまであったイラストはなく、真っ白い紙と鉛筆


「姫!」


「あ、うん!今行く」


私はテーブルのある部屋に行き、日向さんと向かい合わせに座った


「日向さん…さっきの女性…良かったの?私、邪魔だったんじゃ…」


「あ〜…気にしないでいいよ!アイツ、1番上の姉貴!俺の仕事の裏方やってんの」


「お姉さん…なぁ〜んだ〜」


良かった。彼女じゃなくて