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「ちょっと、姫!何その展開!イタリア?ホント?っていうか日向さんって何者?」


結衣がパフェのフレークを食べながら聞いてきた


「何者って…有名なイラストレーターだよ。個展を開いてて、本も何冊か出してて」


私はバックから写真集を一冊取り出した


「ヘェ〜スゴイじゃん!姫の王子様」


結衣がペラペラとページを捲る


「うん…なんか一気に遠い存在になっちゃった感じなんだ」


「美大生じゃなくて、れっきとした社会人だったってことか〜」


「ん…でね…続きなんだけど…」





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