「ハハ!歩道橋で渡したら、姫が物凄く恥ずかしがるんじゃないかなって思ってね〜あっ!でも…姫の恥ずかしがる顔、見てみたい」


少しイヤラシイ話し方


ドキッ


日向さんの顔が少しずつ近付いてくる


テーブル越しなので、何かを期待するワケじゃないけど、もし、コレが車の中だったり、部屋の中だったら…


…なんて想像してしまう


あまりに恥ずかしくて、私はティラミスを口に入れて、紅茶を飲んだ


「姫…帰ろうか」


「ハ、ハイ」


私は焦りながら立ち上がった