好き?キライ?…どっち?

バイトの終わる時間が待ち遠しかった


「姫野さ〜ん。上がっていいよ〜」


「ハァイ!お疲れさまでしたぁ」


待ちに待ったバイト終了


着替えて外に出た私は早速、日向さんに電話をかけた


2回コールで日向さんの声が聞こえる


「あっ、姫〜終わった?」


「うん!今出たトコ。日向さんは?」


私は喫茶店のドア付近で辺りを見渡した


「俺、後少ししたら着くけど、1人で待たせるの心配だから、この通りにある歩道橋、渡ってくれる?」


「歩道橋?」


私は思い出した


確か歩道橋を渡っていたら、花束を持った日向さんを見つけて、そのままホテルに入ったことを