「女性に囲まれてって…姫…見てたの?俺の後でもつけてた?」


「ごめ……なさ…い…」


私は頷きながら謝った


涙が勝手に出てくる


お願い…


怒らないで…


軽蔑…しないで…


嫌わないで…


ふわっ


日向さんの手が、私の頭に置かれた


「お腹空いたね!お弁当、ドコで食べようか」


「え?」


「お弁当、楽しみだな〜」


日向さんは私の頭に置いた手をポンと動かして、車のエンジンをかけた