カウンター内で1人考えていると女性とマキさんが出て行った


「すみません」


「ハイ…」


日向さんのテーブルへ急ぐ


「姫、コレ、片付けてもらえるかな?」


「ハイ…」


私は日向さんの目の前の空になったコーヒーカップを片付けようと手を伸ばした


その時にある文字が目に入る


『M to Kyoko』『K to Masaki』


マキってマサキさん?


それに女性と結婚するのは日向さんじゃない!


「姫〜コーヒー頼める?」


日向さんの優しい顔が私を見た


「ハイ!すぐにお持ちします」


私の不安がなくなった!