好き?キライ?…どっち?

「あっ、そうだ!この前、マキん家行ったんでしょ?昴、コレ忘れちゃダメじゃん」


「あ〜悪いな…マキん家に忘れてたのか〜どおりで探してもなかったワケだ」


女性は何かを日向さんに渡したようだが、見ていないのでワカラナイ


何を忘れてたの?


それにマキって…今一緒にいる女性じゃないの?


「笑い事じゃないよ?私達の結婚式に使うんだから」


私達の結婚式…


私は頭の中が真っ白になった


いつまでもテーブルの下に座っているワケにもいかないので、ゆっくりと立ち上がる


ガンッ!


テーブルの下から出る時に、頭を角にぶつけた


「す、すみません…」