慎太郎は顔を真っ赤にして震えている。


何だよ。


俺何か悪いことした?




「こういうことは
 好きな女にやれ!!
 誤解されるとさっきも言った
 ばっかりだろうが!」


「だーかーらー。
 俺は慎太郎が好きだって
 言ってるだろ?」


「そうじゃなくて!」


慎太郎は頭を掻きむしって
どうして伝わらないんだ!!
と叫んだ。


俺に言わせれば、
わかってないのは
慎太郎の方なんだけどな。


俺は慎太郎と結婚したい
くらい好きなのに。


あ、それ良いな。




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