LASTLOVE

「ん…ああ。」

政樹が何か悪巧みをしていることはわかったが何も言わなかった。
きっと、私達からは何も出来ないくらいに、危険な罠やルールが敷かれている。
だから、クリアーすることがまず先決だと、そう確信したからだ。

あたし達が次に☆マークに向かって歩いている時だった。
島中に突然、音楽が鳴り響いた。

「この曲…バッハだ。」

政樹が言う。
あたしは、クラシックには詳しくないから、重い音を奏でる調べに耳を傾けた。
『こんにちは。自己紹介がおくれてすみません。』

ハッキリと日本語での放送が流れた。