「は?」

「わかった…。」

あたしは、バックからさっきの箱で見付けた全てを出した。

「お前も。」

「あぁ。」

あたしにナイフを突き付けられていたから、政樹はすぐに取り出し美月に渡した。

翔は、あたしから離れ笑いながら美月のもとへ戻った。

「こんなに飲み物でも色々あるのか。またよろしくな。」

そう言うと2人は行方をくらませた。

あたしと政樹は呆然とし、次第にフツフツと怒りが沸き上がってきた。

「なんなのあれは?」

あたしは、立ち上がりデニムの砂を払った。

「武器があるから、強くなった気でいるんだろ。」