啓にあたってもしょうがないのは分かってんねんけど…。
やっぱお兄ちゃん、なんかあるんや。
じゃないと、私にあんな態度とらへん。
どうしよぅ…。
「で?徹兄ちゃんは何て?」
「何にも話してくれんかった。」
私がそういうとそれを分かっていたとでも言うように頷いた啓。
「ま、そんないきなり話すとは思えへんしな。時間かけて聞き出すしかないんちゃう?」
やっぱそうやんなぁ…。
「お前が落ち込んでどないすんねん。俺等でなんとかするんやろ?」
「うん。そーやな。」
そして次の日は渚さんは来なかった。
気のせいかお兄ちゃんも帰ってくるのが遅い。
「なかなか手掛かり掴めへんな。」
「ほんまなぁ…。」
なんで避けんのやろ。
「同窓会でなんかあったとしか考えられへんよなぁ。」
…同窓会?
あ!だからか!!
「だからか!あんなお酒嫌いなお兄ちゃんが酔って帰ってきたの!!」
「ん?あ、ああ。」
じゃあ、あの時一緒にいたお兄ちゃんの友達に聞いてみればいいやん!
もっと早く気づくべきやった。
意外な手段を見つけ、喜んでいる私を横目に啓は何とも言いにくい表情をした。
「美緒…まさかあいつ等に話聞こうとか思ってへんやろな。」
「あ、バレた。」
啓は鋭い。
「あかんで!そんなんあかん!!」
やっぱお兄ちゃん、なんかあるんや。
じゃないと、私にあんな態度とらへん。
どうしよぅ…。
「で?徹兄ちゃんは何て?」
「何にも話してくれんかった。」
私がそういうとそれを分かっていたとでも言うように頷いた啓。
「ま、そんないきなり話すとは思えへんしな。時間かけて聞き出すしかないんちゃう?」
やっぱそうやんなぁ…。
「お前が落ち込んでどないすんねん。俺等でなんとかするんやろ?」
「うん。そーやな。」
そして次の日は渚さんは来なかった。
気のせいかお兄ちゃんも帰ってくるのが遅い。
「なかなか手掛かり掴めへんな。」
「ほんまなぁ…。」
なんで避けんのやろ。
「同窓会でなんかあったとしか考えられへんよなぁ。」
…同窓会?
あ!だからか!!
「だからか!あんなお酒嫌いなお兄ちゃんが酔って帰ってきたの!!」
「ん?あ、ああ。」
じゃあ、あの時一緒にいたお兄ちゃんの友達に聞いてみればいいやん!
もっと早く気づくべきやった。
意外な手段を見つけ、喜んでいる私を横目に啓は何とも言いにくい表情をした。
「美緒…まさかあいつ等に話聞こうとか思ってへんやろな。」
「あ、バレた。」
啓は鋭い。
「あかんで!そんなんあかん!!」

