愛のない世界

本物の愛は、優しくて、柔らかくて、心地良かった。


彩香と男は、泣きながら何度も抱き合っていた。


いつまでも、いつまでも、抱き合いながら絶頂を迎えた。


しかし、絶頂はとどまるコトなく、果てては燃え、燃えては果てを繰り返す。


そしてまた、新たな絶頂を二人は迎えるのだ。



情炎が燃え尽きるまで…