愛のない世界

『いっそのこと、あの時…』


以前彩香は、一度殺され掛けたコトがあった。


いつもの街で、いつもの様に歩いていた、彩香。


そこに、一人の男が声を掛けて来た。


人の良さそうな、小柄な男だった。


彩香は、誘われるまま二つ返事で、いつもの様にホテルへとついていった。