―――某吉日――― ぼさぼさ頭の祐樹を急き立たせ 向かった先で、華子はおしどりの留袖を身にまとい 祐樹の元へと向かった。 祐樹はモーニングで細見の身体によく映えた。 「遅くてごめんね! お父さんよく似合ってる!」 ぱんぱん!とどこか陰気な祐樹の背中を叩いた。 「母さんもな」 「本当!?ありがとう!」 ぼそりとお化けの様に言った祐樹の前で、華子はおきゃんなポーズをした。 「ほら!親族紹介始まるから早く行くぞ!」 祐樹は何故か頬を赤らめて、華子の方を向けなくなっていた。