「さ・・・咲、大丈夫か?」

心配そうに駆け寄ってくる飛鳥

そこで、頭痛が消えた

なんで、昔のことを思い出すたび、頭痛がするの?

もお、意味分かんない

涙が頬にしたる

「・・・ッ・・・」

それに気付いたのか飛鳥が戻ってきた

「どうした?咲・・・」

「・・・ッ・・どうして・・・ヒクッ・・どうして・・おもい・・ヒック・・だ・・・せないんだろ・・・」

嗚咽がなる

「何が?」

飛鳥の優しい声

こんな声、今まで聞いたことない

かすれた視線の先

飛鳥は眉間にシワを寄せてアタシを見つめてる