【完】絶対引力



名前を呼んでも家の中から反応はない。


「えー。いないのー?」


どこいったんだよ、と呟いた。


「…涼?」


突然背後から声がして振り向く。

そこには1人の少年が立っていて、きっとその人が優に当たる人だと思った。


第一印象は背がでかい。
そして爽やかそう。

まぁ、俗に言うイケメンってやつなんだけど…。


「あっ、優。どこ行ってたの。探したんだからね。」


…え?
探したっけ?

涼に心の中で突っ込みを入れた。


「探してないだろ。」


笑いながらこつんと涼の頭を小突いた。