――…。 「うわーあ…。綺麗…。」 「あと1時間で満潮になるって。」 夕日が海と砂浜を照らして、赤く染まる。 私の念願が叶って、手を繋いで歩いてる。 前には涼と優の2人。 「俺さ、夏休み明けたら東京行くから。」 「えっ?」 「東京の専門通う。」 東京の専門学校? 「何の専門なの?」 「来年からだけど、美容師の資格取りたくて。」 少し照れたようにはにかんで言う。 伊織が美容師…。 かっこいい。 おしゃれだし、ぴったりだと思う。