急いで食堂へ行くと、きなこが待ってましたと言わんばかりに飛びついてきた。


指導室に呼ばれた理由を事細かに聞かれ、完結に説明すると、


「実莉…。
私はもう驚かされないよ。
あの学力テストで満点とったぐらいだもん。
5位以内なんて楽勝……じゃないかもしんないけど、実莉なら大丈夫!
私は、信じてあげる。

それに、応援するから、無理せずに頑張りなね。」

なんか、きなこがどっかのスナックのママに見えてくる……。


でも、応援してくれる友達がいると、なんだかとっても心強い。


『うん…。ありがとう!』


微笑んだ途端、


「実莉ぃー!!反則っ!!
超かわいいっ!!!」


勢いよく抱きついてきたから、
少し周りの目があって恥ずかしがったけど、
正直、とってもうれしかった。