祐介の家を出て、実家に戻った私は、毎日部屋に篭り、ひたすらリスカをしていた。





悔しかった…
自分1人で育てようと出来なかった自分がとても。





手首だけでは収まらず、太ももにも刃物を向けていた。
流れていく血を見て、気持ちを楽にしようとしている私は、なんて弱い人間なんだろう…そんな事を思いながらも切り続けた。





私の体を見て、地元の友達や先輩はとても心配してくれた。
だが、それが原因で私は魔の手にハマるのだった。