バシッ…… 体育館裏に乾いた音が響く。 『ったぁ…』 「華村〜あんたのせいで瑞穂が彼氏と別れたんだよ!!」 『そうだったんだ...知らなかったなーそれ。ごめんね』 知るわけねーだろ。しかも瑞穂とか誰?そいつ彼氏いたの? 「どうしてくれんの?」 『謝ったんだけど…』 どうもしねーよ、このブス。テメェのせいだろうが。 「それだけじゃ足りないんだよ」 バシッ……ドンッ…… 今日はついていない。