友達からの噂を聞いてから、啓君のことがずっと気になってしまった。 彼の姿を追うようになったり、ずっと彼のことを考えていたり・・・。 いつしか、啓君は私の中でとても大きな存在になっていた。 1年生だった私はまだ気付いてはいなかったが、今考えるとこの時から 啓君に好意を抱いていたのかも。 そして2月、私はある結論に辿り着いた。 「私は多分、啓君のことが 好きです。」 これが私の初恋だった。 小学1年生の可愛らしい恋。