検査データを前もってカルテに貼って

おいても、ないぞ!と昼食中に呼び出されたり、


検査の介助のときも、私ではさぞ

不満があるような目つきで見てきて、

不安神経症かと思うくらい。






あれはあるか、これはあるか……


あーだこーだの繰り返し。






よく私は愚痴っていた。






でも、時がたつと不思議なことが

おきるもので、私が一番淳一郎の事を

わかるようになっていた。





自然なことだったのかもしれないが……。