「あのっ!!」 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! その思いに駆られて、大きな声で武藤さんに声をかけ、大股で武藤さんの前まで行くと 「本当に申し訳ありません!黄色い花ですいません! それでも、あの、図々しいのですが…チャンスを下さい!お願いしますっ!!」 そう言って私は頭を下げた。 自分でも、何でそんなことしたのかわかんない。 でも、このまま終わらしちゃダメだと思ったら体と口が勝手に…。