「社長がさぁ~?

『受付は会社の顔なんだ。
きみのようなベッピンさんがうちの受付に座って微笑んでくれていたら我が社は安泰だよ!』…て言うから?」


メニューをみながら簡単に言ってのけるから聞いてるこっちが焦った。


「えぇっ!?

リサ、化粧品とかアパレル系の仕事に就きたい~て言ってたじゃん!

しかも、何それ!?セクハラじゃん!!」


つきだしの小鉢をドンッと机におきながらわめく私に


「何怒ってんの?

まぁ…そりゃアパレル関係に憧れてたけど…。
別に小さい頃からの夢なわけじゃないしね」


軽く笑ってそう言うと近くにいた店員さんに注文を頼んだ。