「あいつずっと悔やんでんだ。
もちろん、愛する人の死を忘れることなんかできないだろうけど、あいつは彼女が死んだことを自分のせいだと思ってる」
「そんな…!
関係ないじゃないですか、菊地さん」
「あぁ、そうだ。
だけどあいつは自分がもっと早くに気づいてたらよかったって…な。
そうしたらどうにかできたかもしれないって。
死ななくてすんだかもしれないっ…て」
「………。」
「終いには自分がヤクザの息子であることも嫌って、親父さんと大喧嘩。
親父さんに反発するかのように弁護士になったよ、ハハッ!」
「………。」

