「…えっ!! 菊地さん、傘使ってください!すぐ持ってきますからっ!」 急いでそう声をかけるも 「いや、いい! 濡れて帰りたいんだ!」 すごく楽しそうに、満面の笑みで雨の中を歩い帰る菊地さんを……………頭イカレちゃったのかな…??…と思いながら見送ってると… 「あいつもこれでやっと前向いて歩けるかな?」 急に現れた社長がそう言って私の横に並んだ。 「…え?」 胸ポケットからタバコを出して火をつけると煙を吐きながら続けた。 「レンにきいただろ? テッペーの彼女の話」 「あぁ…はい」