「私から話しておくからきみは何も心配しなくていいよ。
来週の月曜日からね。
はい、これ地図とインターンシップのしおり。
サッと目通しといて」
そう言うと地図としおりを私の手に握らせ、私の肩をグイグイと外へ追いやる。
「や、待ってください、教授!
私全然納得してないです!
それに私にも色々と予定が…」
―――バタン…。
私の抗議は虚しく、目の前で無情にも扉は閉まり…。
中からは軽やかな声で携帯で話す教授の声が漏れ聞こえてきた。
もう…がっくりうなだれるしかなかった。
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