インターン・シップ


その後、雅樹が持って来た家の名義の書類に私の名前を書いて判子をついた。


親戚の知り合いらしいからわざわざ立ち会わなくていいって言われたらしい。


それに雅樹自身、就活で忙しいのに今月末までに引越しを完了させなきゃならなくて何度も行ったり来たりできないらしい。


「どんな部屋かみたい!」って言う私に「サツキが言ってた理想通りの部屋だから住める準備ができるまで楽しみに待ってろ」って言われて渋々了解した。


雅樹が好きだった。

大好きな彼氏を信じて疑わなかった。


一緒に住めることに舞い上がっててよく見えてなかった。


周りも雅樹も自分も…書類さえも。