その日の晩ご飯の味はよく覚えてない。 だって、どこに住みたいとかどんな間取りがいいとか、カーテンは何色にするかとか……楽しい未来話ですでにお腹いっぱいだった。 家具はここで買いたいとか、お風呂とトイレは絶対セパレート!とか、私のわがままな注文を雅樹は笑って聞いてくれてた。 それはただの未来話じゃなくて、実現する近い将来の話だと思ってた。 その雅樹の笑顔を毎日見ながら暮らせるんだって…信じてた。