インターン・シップ


その言葉に、包丁を握る手が止まった。


言葉を頭で考えるより先に、体が反応してバッと勢いよく振り返ると、いつから見てたのかジッ…と私を見つめる雅樹と目が合った。



「今までみたいにいつでも…ってわけにはいかなくなるだろ?

俺も仕事に慣れるまでは大変だろうし、休みの日は疲れて寝てるかもしれないし。

だから、一緒に暮らしてたらいつでも会えるし…それに疲れて帰ってきてもお前がいたら…嬉しいだろ…」


頭をかきながら耳まで赤くして言ってくれた雅樹の申し出を断る理由なんかひとつだって見つからなかった。


嬉しくて嬉しくて、私は泣きながら何度もうなずいた。