雅樹の家の台所で軽快な包丁の音をさせながら、晩ご飯を作ってる私の横に座り込んだ雅樹は
「来年の今頃はどうしてるかなぁ?」
突然、来年の話をしだした。
「なぁに?突然…。」
「もう来年は俺、学生じゃないしこんなのんびりしてられないなぁ~って思って」
「そうだねぇ~。
来年は私が就活だし、雅樹は社会人だもんねぇ…」
「……すれ違いとか増えるよなぁ?」
「そんなこと無い…とは言えないね…」
まだ起こっても無い未来話だけど、なんだか気まずい雰囲気が2人の間に流れた。
「なぁ…。
一緒に暮らさないか…?」

