――――…まいったな。 結構ショック受けてんじゃない、私。 運転手の態度なんて。 他人からの評価なんて、気にしないのに。 いつもならこんなことどうってことないのに…こんな感傷的になるなんて。 きっと疲れてるせいだ。 フル出なんかしちゃってるから極限状態なんだ。 だからこんなぐたらないこと考えちゃうんだ。 今日が終わったらゆっくり休もう―――…。 くだらない考えと、ナーバスな気持ちを追い払いながら「ルージュ」に向かって歩き出した。