社長はズルイ…。 さっきまで、おデコ叩いたり意地悪したくせに…そんな優しい顔して優しく諭されたら… “コクン”―――って頷くしかないじゃない。 「よし、いい子だ。 とりあえず、時間ねぇんだ。和紙買いに行くぞ!」 まるで小さい子供に言うように私に言うと、残ってたコーヒーを一口で飲みほし、私たちは慌ただしくお店を後にした。 そのまま和紙を買いに歩き出した社長の隣りで時々、チラチラ盗み見してた。 さっきの言葉を思い出すと…顔が勝手に緩んじゃう…。 何でかわかんないけど…嬉しかった。