それから30分―――。
「お前が器用なのは十分わかったから、もうそれぐらいで勘弁してやれ」
どこか呆れながらの社長の一言に手を止め、顔を上げると……私たちの机にはナプキンの山ができあがってた。
途中で破れてしまったものや、上手くいかずにほうりだしたもの。
もちろん、試行錯誤を繰り返して完成した5種類の私のオリジナル花。
「わっ!ごめんなさい!いつの間にこんなことに!?
私、集中しちゃうと周りが見えなくて…」
わたわたと片付けだす私の手をまたも握った社長は
「想像以上の出来栄えだ」
満足そうにそう言ってくれた。

