謎の多さに我慢できなくなった私は、1番でかい生地屋さんまでの車内で、社長に質問責めをしたら面倒くさそうに、でもちゃんと説明してくれた。
さっき、スタジオで会った人は神崎さんといって、大学の先輩なんだそうだ。
あのスタジオのオーナーで、プロのカメラマンでもあるらしい。
“先見の目”でもあるのか、彼のセンスや勘は抜群なんだそうだ。
そのおかげで、いくつもの賞を取り、プロになりあのスタジオを建てるまでに成功しているらしい。
その彼のさっきの言葉は、私のアイデアに賛同するものだったらしく、社長は迷いを捨て、私の手をとり走りだし…今に至る―――。

