【完結】気になるあの子は最強娘。

「うーん。熱はないみたいだね」


安藤の手が、俺のおでこから退いた。




「……ね、熱なんてねーよ」


分かってるのに、また冷たい態度を取ってしまう。




「あっ、もしかして……好きな子のこと考えてたんでしょ?」


安藤はそう言って首を傾げた。




「えっ」


なっ、なんで分かったんだよ!!