「……ああ」


すげーびっくりだよ。




「当たり前かあ。当時のあたしは、金髪にしてカラコンも入れてたしね」


「……ああ。びっくりし過ぎて、まだ信じらんねーよ」


「そりゃあそうだよ。今とは全然違うんだから」



俺の言葉に、安藤はそう答えた。




その表情は……ケンカしてる時の表情じゃなくて、俺が好きな安藤の表情だった。