声を荒げて、頭をグシャグシャにした。




「……なにヤケんなってんだよ」


倉庫に入って来た大地が、呆れたように呟いた。



けど、大地の声も今の俺には聞こえない。


頭の中には安藤のことばっかりで。




「くっそー。俺、マジでどうしたらいいんだよ」

考えば考えるほど、頭が痛くなる。