「……っくそ」


素直になれない自分に、ムカついた。




ガンッ!!


イライラから、倉庫の前にあったゴミ箱を蹴っ飛ばした。




そのせいで、中身があちらこちらに散らばった。

マジで……なにやってんだろ、俺。




「淳平!!なんだよ、今の音!!」


ゴミ箱を蹴った音に気付いたのか、大地が駆け寄ってきた。