でも先生に何を言われてももうアタシの中から溢れてくる想いを止めることはできなかった。 「でも…アタシ、 本当は先生のことが…好きなんです!」 アタシの言葉に先生はハッとしたような表情をする。 先生はゆっくりと首を左右に振りながら 「今のキミも僕もどうかしている。 一時の感情に流されてそんなことを簡単に言うもんじゃない」 そう言ってアタシの言葉を否定する。 「それに…お互いの立場を失ってしまうことになるかもしれない」 「え?」 「キミは学生でなくなり僕は准教授でなくなるかもしれない…」