小野先生とアタシ


「これ…キミの辞書じゃないのか?」

ふいに聞こえた声にアタシは振り向く。




そして先生がアタシに電子辞書を差し出した。


あ、そうだ。

アタシはあのとき辞書を探しにLL教室へ行ったことをすっかり忘れてしまっていた。

あの教室に忘れてると思って取りに行ってそしたら小野先生がいて…。




それから
頭ん中が真っ白になって
何しにあそこへ行ったのかも忘れて。