そしてそのままの姿勢で 「キミも僕のことが嫌いだろう?」 冷たい声でそう言った。 突然の先生の言葉にアタシは何て答えたらいいのかわからなくてうつむく。 そうじゃないのに。 嫌いなんかじゃない。 ホントは…、 ホントは…。 でも先生はアタシの答えを期待して待っているでもなく そのままアタシを放しさっさと教室を出て行った。 先生が教室を出て行く姿を呆然と見送ったあと アタシはヘナヘナと床に座り込む。