学校が終わる時間になってくると、横浜駅は色々な高校の生徒達で賑わいだす。


中でも海老名にある


【私立海老名女子高等学校】


通称【エビ女】はギャルばっかりなので、横浜じゃかなり目立つ高校だ。


俺等も、ついつい可愛い子が居ると見てしまうが、【茶羽】の制服を見ると女の子達は必ず目を反らす。


全然モテない。


どんだけ酷い事をしてきたら、こんなに嫌われるのか逆に知りたい位だ。


そんな中、ロンが


『俺の彼女、エビ女だぞ。』


と言ってきた。


俺とテツは耳を疑った。


『まさか、そんなはずは…

なぁ、テツ…』


『俺等みたいな嫌われ者が、あのエビ女と付き合えるなんて…

なぁ、修斗…』


『誰かエビ女の女、紹介してやろうか??』


『お願いします!!』
『お願いします!!』


二人同時に頭を下げた。


俺は何かわかんねぇけど、コイツ等と居るとすげぇ自分を出せる。


高校に入って、友達ってゆうのも良いもんだって思うようになってきた。


俺は相良さん達に会って、少しづつ変わってきている気がする。