「………………?」 この時僕は祈るしかなかった。弱すぎて、僕の力じゃ到底どうにもできなくて。もしきかしたらと思っても、この目の前にある大きな力にはかなわないと、僕の中にある本能と呼ぶものが囁いている。 でももしもこの弱い僕に力があったなら、僕は全身全霊で戦った。雅のために、自分のために、そして母さんのためなに。 父様兄様、僕に力をください。皆を守れるように。 僕は、皆を守れるような鬼になりたい。 「……勿論、貴方も。」 「ら…ん?」