ガラガラ 教室のドアを開ける。 夏妃の後ろに隠れるように教室に入っていく。 「夏妃、潤、おはよ〜!」 「おはよー」 「はよッ!」 いつも一緒に行動している夏妃意外の理沙、美希、優子が私たちのところに来た。 「あ!潤、朝から泣いたでしょ!?」 優子の一声で理沙と美希から一気に視線が集まる。 「ほんとだ〜!目が赤いもん!」 「また男か?」 夏妃が変わりに説明してくれた。 「そっか〜!怖かったね〜!」 そう言って美希が私の頭をなでる。 「…美希!あたしの事、ペット扱いしてるでしょ!」